SHADE TREE COFFEEでカフェタイム

今月の第二月曜日に、SHADE TREE COFFEEさんへ行ってきました。

ずっと行きたいと思っていたのですが、日曜と月曜しか営業していない幻の(?)カフェなので、なかなか機会がなくて・・・

けれども来月で閉店してしまうと知って、大慌ててスケジュールを調整したのです。

 

長年の憧れを叶えたケーキセットがこちら(´▽`*)

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洋ナシとゴールドキウイのカスタードタルトとコーヒーにしました。

ケーキのお皿も、コーヒーカップも、とっても素敵。

色も質感も全然違う器なのに、取り合わせると唯一無二のオシャレさです。

 

一杯一杯丁寧にハンドドリップされたコーヒーは、珈琲の強すぎる苦みや酸味がなく、旨味だけがすっきりと冴えています。

ブラックコーヒーだと味がキツイので、いつもミルクを入れるのですが、このコーヒーならブラックでも美味しいと感じました。

 

ケーキは甘さ控えめで、ゴロっと存在感大な洋ナシが主役になっています。

タルト生地はしっとり系で、みっしり詰まった食感に手仕事を感じて嬉しい。

 

ケーキは一番食べたいと思ったものを素直に選びました。

カロリーが・・・とか、目新しいものを・・・とか、好きな種類の食べ比べを・・・とか、理屈で選ぼうとするのを黙らせて、素直に選ぶのって私にとってはちょっと難しかったりします。

 

ぼちぼち人生も折り返し地点。

素直に選べることも大切にしたいです。

林真理子さんがTVで、

 

「やってしまった事の後悔は 日々小さくなるが、

 やらなかった事の後悔は 日々大きくなる」

 

とおしゃっていて、なるほどな~・・・と思ったのです。

私は「やらなかった事への後悔」が、現時点で一つも思い浮かばないのですが、もちろんやりたい事をすべてやってきたわけではなく・・・

「やりたい」と熱望できない性分なのです。

小さな「やりたい」を叶えてあげることから始めてみようと思います(´▽`*)

 

こちらのお店、開店10分前に到着したのですが、すでに行列ができていました。

8人目に並んで、ギリギリ店内に座れましたよ〜。

 

木をふんだんに使ったお店は、四万十川の上に張り出しています。

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川面を眺めていたら、チラチラ揺れる水面は一瞬たりとも同じ形にはならなくて、待ち時間も退屈しませんでした。

 

この時、不思議なものを見たんです。

 

チラチラ、波立つ水面をただ眺めていました。

頭はぼんやりしていて、ただ目の前の水面を眺めることしかしていませんでした。

すると。

 

大きく川が蛇行した辺りから、真っ黒な影が現れて、川を逆流してきたのです。

影は、墨汁を流し込んだかのように見えました。

端からじわじわと流れ込んできて、たちまち川幅いっぱいに広がり、ずんずん逆流してきたのです。

 

その時は何の疑問もなく、ただその光景をありのままに認識していました。

 

ああ、黒い影があるな。

影が広がり始めたな。

ああ、ずんずんこっちへ来る。

流れと逆行しているな・・・

 

この間、実際には5秒くらいだったのではないかと思います。

 

「ああ、ここまで到達してしまうな・・・」

とぼんやり思った瞬間、

「あれはなんだ?」

と疑問に思いました。

 

魚の影なんかじゃない。

川幅いっぱいに一瞬で増えるものか。

雲の影?

墨汁みたいな滲み方をする?

 

「変だ、自然現象じゃない!」

 

気づいた瞬間、目の前の影は消え、もとの青い四万十川に戻っていました。

 

過去にも、現実ではないものを見た事があります。

その時も一瞬の見間違いなんかではなく、数秒間凝視し続けました。

そういう時は、ありのままにただ見てしまう。

後になっておかしなものを見た、と思うのです。

 

母はお盆生まれの私のことを「霊感がある」と言うのですが、私はその逆だと思っています。

 

先日ブログに書いた、不思議な足音もそうですが、「この世ならざる者」や「超常現象を起こすもの」も普通にこの世で生活しているのだと思うのです。

 

私達は、この世界を作ってきて、理解して、自分達だけで営んでいるのだと思い込みすぎているのではないでしょうか。

この世界は自分達だけのものだと思い過ぎている。

だから、ひょっこり顔を出した異端者たちに気づけなかったり、気づいたとしても気のせいにしてしまったり、怪談話にしてしまっているだけのような気がします。

 

分からないものが、近くにいる。

どこでもいる。

 

それが、真実なのかもしれません。

宇宙の95%は未知なるもので、ダークマターダークエネルギーと呼ばれています。

私たちの脳だって実際に使われているのは、3%といわれています。

よく分からない世界の中で、ほんの少ししか認識できない生物が、何を判断できるのでしょう。

 

「不思議があって当たり前」

 

と、受け止めているのか、受け流しているのか、微妙なジャッジメントで済ませています。

ただ、見ようと思って見えるものではないので、ちょっとラッキーだったのかな?

 

お店はもうすぐ閉店ですが、メニューを載せておきます。

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改めて見ると、まだまだ食べてみたいケーキもたくさん。

う~ん、もっと早く行動していればもっとチャンスがあったのに(*ノωノ)

 


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四万十川と、ぴょこっと飛び出した赤い葉っぱ。
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黄色い葉っぱも。

 

高瀬沈下橋が近かったので寄ってみました。
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橋の上って、こんなに激しい風が吹くものなんでしょうか。

ごうごう音を立てて、耳の横を風が吹き抜けていきます。

一瞬で目が乾燥して、涙が浮かんできました。

でもその涙も、風が目尻へと吹き飛ばしてしまう。

沈下橋は欄干がないので、よろめいたら一巻の終わりです。

両足で踏ん張って、しばし、洗濯機の中の衣類のように風にもみくちゃにされました。

 

橋を引き返して木陰に入ると、ぴたっと風が止み、体が軽くなりました。

風に揉まれたからか、全身に力を入れて耐えていたからか、血液が激しく循環しています。

モヤモヤがすっとんで、頭も体も軽くなっていました。

今までのデータを全部消して、まっさらな体で再起動したみたい。

何も考えられず、ただ風に耐える時間が、滝行のような効果を生んだのかもしれません。

貴重な体験でした。


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ツワブキも咲いていました。

そろそろ見納めですかね~(*ノωノ)


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近場にある、紅葉のキレイな道。

毎年キレイだなと思って通り過ぎていましたが、今年は写真を撮れました。