道の駅 小豆島オリーブ公園へ行ってきました
道の駅 小豆島オリーブ公園へ行ってきました。
小豆島のド定番観光スポットです。
最近は、このギリシャ風車のある景色が「映える」と大人気らしいです。
「魔女の宅急便」のキキになりきり、ホウキにまたがってジャンプ!
魔法のホウキで空中を飛んでいるかのような写真を撮るのが流行っているのだそう。
私もTVで見たことはありましたが、実際にやるのは番組のレポーターくらいで、一般の方が本当にホウキにまたがるとは思っていませんでした。
ところがどっこい、皆さん、順番待ちをしてまでホウキに跨り、ジャンプ写真を撮っているではありませんか!
私たち中年夫婦は、順番待ちの方に見守られながらホウキに跨る勇気もなく、
皆さんが連写のシャッター音を響かせる中、そっと別アングルから記念撮影させていただきました。
施設で無料でホウキを貸してくれるとはいえ、300mほどの坂道をホウキを持って移動するのは大変かと思いますが・・・
若者達が続々とホウキ片手にやってきます。
写真を撮られる方も撮る方も手慣れたもので、羞恥心など微塵も見せずに 真剣に撮影に挑んでいらっしゃいます。
その姿はもはや プロのモデルとカメラマンにしか見えません。
若い世代の「映え」にかける執念と、技術はスゴイ、と勉強になりました。
先に訪れた寒霞渓でも、観光客の数は同じくらいでしたが、
名物のかわらけ投げをしている人はゼロでした。
しかし、このオリーブ公園で「魔法のホウキ」写真を撮る人は順番待ち状態。
伝統あるイベントよりも、そこでしか撮影できない「映え写真」を撮影できるかどうかが、観光客を集める時代なんだなあ・・・と感慨深かったです。
オリーブ公園はそこへの投資が秀逸で、こーんなオブジェもありました。
大きな絵本から飛び出して来たような写真が撮れる仕掛けになっています。
乙女チックなデザインで、女子ウケ間違いなし!なオブジェですね。
観光地によくある顔出しパネルが (TV番組以外で)写真撮影に使われているのは 見た事がありませんが、この絵本のオブジェには撮影者が後を絶ちません。
オリーブ畑の斜面を上手く使って、邪魔な背景が映らない工夫がされている所もさすがです。
これからの観光地はフォトスポット作りが肝心になりそうですね。
これなら、自然の多い高知県にもまだまだ眠れるお宝がありそうです。
既にある風景を、何になぞらえるか。
そこにどんな物語や付加価値を付けていくか・・・
見慣れた景色も、角度を変えて覗いてみると 新しい発見がありそうです。