読書記録:原田マハ『20CONTACTS 消えない星々との短い接触』(&おすそ分けおかず)

今日はひたすら事務作業をしていました。

いつものように体を動かさなかったのが原因なのか、今日は一段と肌寒く感じました。

今年初めてヒーターを入れちゃった(;・∀・)

今晩からは、靴下は丈長に、肌着も長袖に変更だ!

モモヒキ代わりにスリムウォークも履いて寝ようかな・・・

 

本日の読書記録は、原田マハさんの『20CONTACTS 消えない星々との短い接触』。

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親しい友人に話しかけるように書かれているものだから、女子会気分で楽しく読みました。

 

中でも面白かったのが、川端康成について書かれたこの一節。

 

「川端先生は相手が誰であれ、容赦なくおのれのまなざしの餌食にするのだと、ものの本で読んだことがある。・・・(略)・・・熱海滞在中の夜、泥棒が侵入して物色している最中に、布団の中からその様子をじいっと見ていた川端康成と目があってしまい、泥棒ドン引き、「あ、ダメですか?」と言って、そそくさと逃げていったとかいう、嘘のようなほんとの話も。」

 

「あ、ダメですか?」には笑っちゃいました。

川端康成のグリッとした目力にひたと見据えられ、泥棒も寿命が縮む思いだったでしょうね。

 

この小説は、20人の芸術家に原田さんが短いコンタクトをとるというストーリーです。

分野も個性も全く違う芸術家の一人一人に、並々ならぬ愛情で語り掛ける原田さんの姿が印象的でした。

それぞれの個性に敬意を示しながらも、慈愛のこもった眼差しを注ぎ、彼らにそっと寄り添う。

原田さんの作品からビンビン伝わってくる、作家への愛情が心地よくて、一気に読み終えてしまいました。

 

ところで今日は、ご近所さんからおすそ分けをいただいたのです。

大きな落花生!!

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普通の落花生の3倍はありそう。

中身も大きくて、ふっくら炊きあがっていました。

 

夫が入院していると伝えると、「里芋もあげる」と、エールのおかずがもう一品。

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少ない煮汁で照り煮にした、甘辛い里芋。

もっちりして、めちゃくちゃ美味しいじゃないか。

私たちのお母ちゃん、お祖母ちゃん世代の作る煮物は妖しいほどに美味しい。

手からダシでも出しているとしか思えません。

 

夫よ。

早く帰って来ないと、おすそ分け独り占めしちゃうよ。

病院食もしっかり食べて、栄養をつけてほしいです( ^∀^)