香美市の大川上美良布神社に行ってきました。
両親がドライブ中に偶々発見した神社。
拝殿の木彫りが美しいので、ぜひ見て帰れと誘ってくれたのです。
まずはお参りをして、神様に許可をいただいてから、散策開始です。
ゆったりとカーブする唐破風の下、繊細な木彫りの装飾が展開されています。
正面の龍の彫り物。
ヒレ?翼?があるように見えませんか?
珍しい表現ですよね(^ ^)
側面の鳳凰の彫り物も、尾の羽根の躍動感がスゴイです。
繊細かつ鋭く彫り込まれている印象で、美術品のように見入ってしまいます。
神社の説明書きによると、彫刻は「土佐随一」と言われ、「土佐日光」とも呼ばれたそうです。
宮大工が複数名、腕を競いあった作品なんですって。
彼らの気概が、時を超えても変わらぬ熱を帯びて迫ってくるような彫刻です。
正殿の周りの壁には、「浦島太郎が亀に乗って竜宮に赴く様子」や「水瓶を打ち破って溺れる友を救う様子」など物語絵巻のような装飾が施されていました。
珍しくて面白いですよね~( *´艸`)
水に関する題材なのは、火難防止の呪術的意味なのかも、と書いてあるサイトがありました。
こちらに分かりやすい説明が載っていますので、ご興味を持たれた方は是非(^^♪
http://inakami.net/life/ookawakami_birafu_shrine-22860.html
渡り廊下も・・・
一本の木をカーブに彫って支えていたのが 印象的でした。
石燈籠も・・・
屋根部分の鋭利な反り上がりと、台座部分の天然の浸食そのままのような素朴さが ミスマッチなのにベストマッチ。
目を引きます。
大杉も、青々として まだまだ現役でした。
手入れが行き届いて、明るく、清々しい神社でした。
県指定文化財でもあるそうで、地元の方や管理されている方が大切に保護していることが伝わってきます。
三原村の星ヶ丘公園でも感じたのですが、大切にされている植物も建物も、
お世話する方の愛情に応えているような気がしてなりません・・・
何事も 守ることで、守られているのかも。
ルールも、人間関係も。
なんて ふと思いました。
素敵な神社だったので、お近くにお越しの際は、ぜひ足を伸ばしてみていただきたいです♪