高知県立美術館「ホキ美術館 名品展」に行ってきました

美術館大好き!特に絵画展には目がない私。

帰省中、高知県立美術館の企画展が「ホキ美術館 名品展」でした。

まさしく行ってみたいと思っていた企画展。ラッキーです( *´艸`)

 

両親を引き連れて、高知県立美術館へ♪

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「ホキ美術館」は千葉の写実絵画専門美術館。

高知から千葉に行くにはかなり遠いので、県内にいながらホキ美術館の所蔵作品を鑑賞できるのは絶好のチャンス!

絵画とは思えないほどのリアリティ、という売り文句を楽しみに入館してみました。

 

どの作品もまるで写真のような仕上がりなのですが、特に三重野 慶さんの「夜光」という作品に目を奪われました。

 

明るい光の中で、にこっりと笑いかける若い女性。

髪の毛の一本一本まで 丁寧に描かれています。

それこそ、毛が一本の筆を使ったの?ってくらい細かい描写。

皮膚の質感や毛穴まで分かる。

歯を見せて笑う彼女の、口内の水気まで伝わってくる。

 

こんな近くで、こんな細部まで、人間をまじまじと見つめたことはないかも。

モデルさんは、すごいな、と思う。

これほど細部まで観察され、細胞まで描写されつくされそうな執念に晒されて、

ゾクゾクしてしまわないのかしら。

脳内や心の中まで暴かれ、過去のあらゆる出来事まで見抜かれてしまいそう・・・

 

画家は、もっとすごいな、と思う。

人間の視覚ではとらえられない 存在の本質に 肉薄している。

一度 既にある世界を徹底的に壊して、機械のように0か1かで1点1点を判断していく 超人的な視線がないと、こんな見え方はしないのではないか・・・

そんな見方ができるだけでも驚きなのに、そうして捉えた存在を、絵画という手法で再構築する技まで持っているわけで・・・

もう、どれだけ多才なの!!

 

作品に近づいてみれば、筆の軌跡が見え、これは確かに絵画と知れる。

離れてみれば、それはもう写真・・・つまり、「見え方が実物そのもの」。

 

ミクロの世界で技術を駆使し、マクロの世界での「見え方の完成」を目指す。

超人的な目と、人間の騙されやすい視覚を交互に使い分けながら、作り上げていくのだろうか。

 

会場で、多くの鑑賞者たちとすれ違ったが、幾度となく

「すごい・・・」という呟きを聞いた。

圧倒的な技術と圧倒的なリアリティを前に、私達は感嘆の声をこぼす以外ない・・・

 

こちらの「ホキ美術館 名品展」は、高知県立美術館で5月9日(日)まで開催されています。

ご興味のある方は、ぜひ!!