芥川龍之介『地獄変』を読み返して

こんにちは!

先日、現場のパートさんから差し入れをいただきました♪

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ちょいと失敗して落ち込んでいたから、優しさが沁みた~(´▽`*)

元気を出して、やっていきますよ~♪

 

皆さんは芥川龍之介の『地獄変』、読みましたか?

 

絵師・良秀が大殿に命じられ、焼き殺される娘を見殺しにしてまで迫真の地獄絵を描き上げる、狂気と芸術の物語。

 

残忍な話だな~くらいの記憶しかなかったのですが、最近改めて読み返してみたところ、新たな気づきがありました。

 

芸術のため、悶え苦しむ我が子をつぶさに観察する良秀の異常さよりも、思いつきで娘を焼き殺す大殿、やばくない?

この物語、大殿の不気味さに注目して読み進めると、めっちゃ面白いです。

「芸術への執着と倫理感の間で揺れる絵師の苦悩を描いたストーリー」と読むよりも、きっとスリリング。

大殿と良秀の駆け引きの場面など、息を呑む緊張感です。

 

今の私が思う『地獄変』のあらすじはこうです。

 

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これは、良秀と大殿 ――二人のサディストによる娘を巡る戦いである。

懸想している娘を手にかけるほどの狂気は持ち合わせていないだろうと、大殿を見くびった良秀に対し、大殿は「真の地獄を見せてやろう」と嘲笑う。

この時点では、大殿のサディズムが良秀の狂気を凌駕したかに見えた。

けれども、娘の断末魔を目の当たりにした良秀は、そこに至上の美を見出し、インスピレーションを得る。

天啓に打たれたような良秀の姿は神々しくさえあり、その狂気は大殿を圧倒した。

彼が描き切った地獄絵は真に迫る傑作であり、誰もが息を呑んだ。

常軌を逸した加虐性を、権力ゆえに許された男と、芸術ゆえに許された男。

二人の戦いは、至上の作品を後の世に残したという点で、良秀の勝利と言わざるを得ない。

しかし、真の芸術に挑む過程はまさに地獄そのものであり、良秀はその苦悩の果てに自ら縊死を選んだ。

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地獄変』のキーワードとなる芸術家の業の考察はすっとばして、二人の変態男のバトルを中心にまとめてみました。

近代文学が急にサイコスリラーの様相を呈してきましたね( *´艸`)

 

「なにネタバレしてんだよ!」って怒られそうですけど、芥川の文章がめちゃくちゃ迫力があって、オチを知っているからこそ、その表現力に集中して読めるはず。

家老の一人語りだけで、鮮やかに場面を立ち上がらせる筆力、凛と美しい文体、凄惨かつ荘厳に畳みかけるクライマックス!

最高です(`・ω・´)b!!

 

ぜひぜひ秋の読書に読み返していただきたい名作でした( *´艸`)