読書記録:ふろむだ著『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

久しぶりの読書記録です。

ふろむだ著『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を読みました。

インスタグラマーの方がおすすめの本に挙げられていて、ふろむださんを検索してみたところ、とっても面白いことをおっしゃる方だと衝撃を受けました。

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人間の脳の仕組みを分かりやすく説明し、人がいかにでたらめな記憶と判断をしているかということを納得させてくれます。

堀江貴文さんの『ハッタリの流儀』に通じるところもあり、「武器を拾いながら走る」系の好きな考え方です。

 

ぜひぜひ悩みが絶えない方、ストレスを感じやすい方にお薦めしたい本です。

悩みを解決するために悶々と過ごすばかりが人生じゃない。

人が悩んでしまう仕組みそのものを知れば、そもそも悩みすらしないのですから。

多分、堀江さんみたいにすごい人達って大きな事業の進め方について悩むことはあっても、人間関係で悩んだりしていないと思う。

悩みのレベルが違うというか、人間関係の悩みに時間を使っていたら、そもそも大きな実績なんて残せる暇がない。

 

個人的には、まっさらで初々しかった新卒時代に読んでおきたかった本です。

当時は学校教育で教わらない「正しさ」があるなんて考えもしなかった。

偏った正義は分かりやすい。故に「正しいこと」としてまかり通ってしまう。

けれども、どんな主張も、どんな製品も、常にプラスの面とマイナスの面を有する。

完全なる善、完全なる悪が存在すると思うのなら、それは反対の側面に目をつぶった盲信に過ぎない。

広い視野で捉えるほどに、一つの物事が抱える矛盾は大きくなる。

学校教育仕込みの「正しさ」しか知らない頭で、会社の方針と部下の主張の板挟みになってストレスに負けるのなんて当たり前じゃんねえ。

 

実用書は、目に見えない世界を言語化してくれます。

言語化してもらえると、私達は世界をそのように見る眼鏡を得られる。

それは、世界が反転するような感覚で。私にとってはジェットコースターに乗るような興奮です。

実用書で人生を変えたいなんて浅はかだという批判が存在するのは承知の上で、それでもやはり著者独自の世界の見え方をおすそ分けしてもらえるのは、面白くてワクワクする・・・

 

今年も初っ端からいい本に巡り合えたことに感謝です(∩´∀`)∩