読書記録:木村藤子著『気づく力』

青春時代はオカルトブーム絶世期でした。

 

ミステリーサークル、覚えていらっしゃいますか?

田畑の穀物が円形に倒された跡で、UFOの着陸跡では・・・なんて噂されていましたよね。

ちょうど、海外でUFOに誘拐されたなんて話も話題になっていました。

 

ミステリーサークルが日本でも発見されたというニュースに、

「そのうちUFOに攫われるかも・・・」

なんて震えあがっていたものです。

 

この時代は霊能力者も数多くTV出演されていて、死者の霊と会話をしたり、

お祓いをしたりする姿がよく放送されていました。

 

ビビりの癖に オカルト大好きだった私は、

木村藤子さんのお名前も 霊能力者として存じ上げていました。

なので、懐かしいお名前を見つけて 思わず手に取ったのが、この『気づく力』です。

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内容は オカルト要素は一切なく、人生相談のような感じです。

様々な人間関係の悩みを 木村さんが静かな語り口で諭して下さいます。

 

人間関係の悩みは、とにかく「我」を通そうとすることに起因すると、木村さんはおっしゃいます。

 

私は悪くない!悪いのは相手の方だ!

と、たとえ自分に非があったとしても、「認めたくない」という心理が働くのが人間。

 

そうなんですよ~~!

イラっと来た時、愚痴りたくなる時、

「私は悪くない!」って思っちゃってるんですよね(;^_^A

 

愚痴りながら、「あ~、ワガママ言ってるわ~」って、分かるんです。

でも、知識はあっても、言いたい感情を止められない。

 

ついつい自己弁護したくなるのが、人間の弱さなんでしょうねえ・・・

まだまだ修行が足りません・・・(´;ω;`)

 

木村さんはおっしゃいます。

 

いい人を演じる必要はない。

欠点を反省し、直していく素直さを持ちなさい。

 

と・・・

 

「素直」って、簡単そうで ものすごくハードルが高くないですか?

年齢を重ねるほどに、難しくなっていくような・・・

 

でも確かに、「素直」な人と一緒にいると、場全体の空気が明るくなるような感じがします。

「かわいいな」と思って、色々教えてあげたくなっちゃいません?

そう考えると、「素直」ってものすごい美徳なのかもしれないです( *´艸`)

ちょっと「素直」を意識してみようかな( *´艸`)

 

人間社会を生きていくうえで、気づかなければならないことを教えてくれる、

『気づく力』。

活字が苦手な方にも読みやすいと思います!