珈琲館ひいらぎのホットドックのモーニング
こんにちは!
今日は雨模様の四万十市です。
天神橋商店街の中にある、「珈琲館ひいらぎ」でモーニングをしてきました。
ホットドックのセットが珍しかったので、選んでみました♪
ホットドックって、コッペパンの上の部分に切れ目を入れて、具を挟むイメージありません?
こちらのホットドックは、横の部分に切れ目を入れて 上下を絶妙にズラすことにより、具材もキレイに見えるという高等テクが使われていました。
ホットドックというより、コッペパンのサンドイッチみたいです。
映(ば)えるわ~(´▽`*)
コッペパンは軽くトーストしてくれていて、ほんのり温かい。
やわらかいので食べやすいし、見た目のボリュームほど重たくないので、朝食にもおすすめです♪
具材はリーフレタスとキュウリが共通で、半分はハム入り。もう半分はトマト入りでした。
ほんのりマヨネーズ風味で、さっぱりしています。
野菜サラダはキャベツがメインで、ラディッシュ、レタス、紫キャベツ、コーンが入っていました。
ひいらぎ荒川店の方には 何度もモーニングに行っていますが、そちらもサラダにラデッシュが入っていたように記憶しています。
ちなみに、荒川店のモーニングには コーヒーゼリーがつくのが高ポイント!
しかしながら、ホットドックのセットは無かったので、このセットが気になる方は是非天神橋のお店を選んでくださいね( *´艸`)
春菊入りのお味噌汁も美味しかったです!
今年は春菊を食べていなかったので、嬉しい具材でした(*^^*)
うーん、苦旨い・・・春菊は、大人の味覚を楽しませてくれます♪
お味噌汁には、他にも 人参、ネギ、豆腐が入っていました。
お出汁が効いて、ちょうどいい濃さのお味噌汁。
モーニング選びは お味噌汁重視!というマイノリティ派におすすめしたいお店です。
コーヒーは、浅煎りの酸味が強いタイプでした。
最近、よく遭遇するタイプのコーヒーです。
それにしても、コーヒーカップに描かれたイラスト・・・
ワイングラスを片手に、めっちゃ怒ってるの、気になりました。
私、なんかしたかい?
なぜにお店の方が このカップを購入されたのか、謎です。
これ、かわいいの??
ゆで卵にかけようと 塩を手に取ると・・・
中身がピンク色した岩塩でした。
岩塩、ちょっと苦みがあるけど、体にいい気がして嬉しいです( *´艸`)
下の方に、うっすらとコーヒー豆が透けて見えます。
塩の小瓶にコーヒー豆。
喫茶店あるあるですよね。
こうすることで塩が固まるのを防げるのだとか。
他のモーニングメニューはこんな感じでした。
店内は、80年代の古き良き喫茶店の感じがして、とっても懐かしい雰囲気でした。
重厚感があって 落ち着いた雰囲気。
記憶の中の喫茶店は・・・赤みを帯びた薄明かり、どっしりとしたソファー、高さのある衝立・・・秘密めいた、大人の空間でした。
「ああ、昭和だな~・・・」と浸っていると、
ポンッと、大学時代のバイト先での出来事を思い出しました。
家庭教師のバイトをしていた大学生の頃。
明るい中学生の女の子を担当していました。
その娘と誕生日の話題になり、こう尋ねられたのです。
「先生は昭和生まれ?お母さんも昭和生まれだって。
私は平成生まれ・・・ねえ先生、『昭和』ってナニ?」
昭和は 以前使われていた年号だよ、とさらりと躱しつつ、
「このガキ、若いアピールかよ」とちょっとイラっとした記憶があります(笑)
でも、今思えば・・・
ほんと、「昭和」って何だったんだろう・・・
携帯電話もインターネットもない、不自由な時代でした。
でもそれを不便とも思わず、皆それぞれ、自分が与えられた領域の中で、がむしゃらに生きていたように思います。
ささやかな幸せを、当たり前の日常を繰り返し。
豊かではなかったけど、優しくて穏やかな毎日。
木漏れ日のような時間の中、広くはない世界にも それなりの事件があって。
それなりに 踏ん張ってきたように思います。
今はもうセピア色の蜃気楼のように、あやふやに漂っている、あの時代。
「昭和」をつっきって、ここまで来たんだなあ。
ふりかえれば、ちょっと酸っぱい。
今 飲んでいるコーヒーのように。
「昭和」が、今日ここで コーヒーを飲んでいる私を作ったのかぁ・・・
残り少なくなったコーヒーに、ミルクピッチャーのミルクを全て注ぐ。
まったりと、やわらかい味に変わったコーヒーを飲み干す。
店を出てアーケードを抜けると、春の雨がしとしと。
無邪気に八重歯を覗かせた、あの娘の笑顔が蘇ります。
「ねえ、先生・・・
昭和ってナニ?」